2013年11月12日火曜日

徳島新聞(2013年11月12日付朝刊)に『フィリピン台風 県関係企業 対応に苦慮』の記事が掲載されました。


台風30号が11月8日フィリピンを直撃し、甚大な被害をもたらしました。
心からお悔やみを申し上げますとともに
不安な気持ちでお過ごしの被災者の皆様には、謹んでお見舞いを申し上げます。
  水力発電事業遂行に悪戦苦闘するもチームワークで逆境を乗り切りました!
フィリピン小水力発電事業の取り組みで、現地に滞在していたプロジェクトチームの
四国電力、阿南工業高等専門学校、当社担当者ら8人の状況のことが
当社一同気掛かりで、心落ち着かない日々を過ごしました。
チームは、11月7日から、フィリピン中部
ミンドロ島のプエルトガレーラ市に入っていました。
8日午前に停電が発生し、夜には日本では経験したことのない暴風になりました。
滞在するホテルの周辺では、電柱が何本も倒れ、家屋の屋根が飛ぶなどの被害が出ました。

11日までの4日間、停電の状況が続きましたが、宿泊していたホテルが1日に
4時間程度、発電機を貸してくれていたので、その間にパソコンや携帯電話を
充電したり、ろうそくを使うなどして、なんとか作業を行っていました。
 
小水力発電の現場の視察については、なんとか9日から取り掛かることができました。
チームは、ミンドロ島北部で滞在していたのですが、島南部の被害はさらに大きく
電気、水道、工事関係者などは、復旧活動に追われました。
 
そのため、当事業についての施工を依頼しようとしていた土木業者が
島南部の救援に行ってしまい、計画の変更をせざるを得ない事態になりました。
 
予定外のことで難航をきたすことになりましたが、チーム一丸
意地を見せる努力の成果で、別の土木業者を無事に選定依頼することができました。
逆境のなかでも、目標を達成し、また先にひとつ踏み出すことができました。